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「残業しない技術」という本の書評です。 オススメ度:★★☆☆☆ 《良いところ》 残業をしないでサクッと仕事を終えさせる技術について書いてある本です。良かったのは、 ・今までの8割の仕事で区切りをつけよう ・手抜きをしろというわけではなく、「相手から評価されない仕事を いくらやっても意味がない」ということを理解してもらいたい ・「あなたの丁寧な仕事は、単なる『自己満足』ではないですか?」 といった部分ぐらいでしょうか。 《悪いところ》 全編に渡って流れる論調は、 ・いかに上司をだますか ・実質より仕事をしているように見せかけるか に終始しています。私は、「要領よく」というのと「だます」は違うと思います。この本自体も、構成や読みやすさはそれなりによいのですが、97ページしかなく、やたらと内容が薄いです。著者の「要領の良さ」が実践されているような気がします。この内容で1000円は高いと思いました。 《総合評価》 はっきり言ってオススメできません。悪いところにも書きましたが、この本の通り実践すると仕事のできない人間になるような気がします。筆者は「判で押したように定刻に家路に急ぎ、同僚から「アイツはつき合いの悪いヤツだ」といわれる『たそがれ清兵衛』こそ、仕事とプライベートを分ける「これからのデキるビジネスパーソンの姿」を見る思いがするのです」と言っています。 こんな無責任で時間しか気にしていない人はデキるビジネスパーソンではないと思います。 管理人のホームページはこちら
by takayuki_business
| 2004-10-11 20:13
| 書評
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